家の何処に居ても
太陽の光と緑と風を存分に感じられる中庭は、
プライバシーを守れ、解放感を得られます。
最近、新築のご相談では、
かなりの人気のアイテムの一つとなっています。
今回は、「中庭のある家」の、メリット&デメリットを踏まえ、
皆様に、失敗しない中庭のある家づくりをお教えしたいと思います。
『中庭のある家のメリット』
①お家の中が解放感でいっぱい
通常、外部からの視線を避ける家づくりは、
室内の窓を小さくしたり、少なくしたりと
暗くなりがちで、風通しも悪くなります。
そこで家族だけの
プライベート空間として中庭を配置する事で、
大きな掃出し窓などを設置することが可能となり、
室内には光や風が沢山通る空間が誕生します。
②屋外も「部屋」として使える
中庭をデッキのような仕様にすると、
アウトドアリビングやバーベキュー等、
家族や友人と屋外空間を活かした時間を
過ごすことが出来ます。
LDKと一続きにする事で、
室外で寛ぐ人と室外で過ごす人、
分煙空間としても活用でき、
様々な形態の人が同じ空間を共有。
コミュニケーションの幅が広がります。
また、中庭に高さの様々な植栽を施すと
室内の「ディスプレイコーナー」のようになり
どの姿勢で過ごしても
部屋からは、いつも緑を感じることが出来ます。
③子供やペットにも安心
道路や隣の敷地に面していない中庭は、
安全面においてもメリットがあります。
小さなお子様も家事をしながら見守る事ができ、
ペットも安全でのびのびと遊べます。
中庭なら放していても安心で、
ストレスの軽減効果も期待できます。
④デザイン性の高い住宅の実現
緑いっぱいの中庭と室内が一続きになったプランなら
カフェのテラス席のような、非日常感のあるリラック空間を演出できます。
『中庭のある家のデメリット』
①間取りに制約ができる
中庭を挟んだ向かいの部屋に行くのに
家事動線が長くなってしまいます。
その場合は、家の中の動線をショートカットする
設計も視野に入れてみましょう。
②建築費用が高くなる
間取りが複雑化することは、建物の形そのものが複雑化します。
外壁や窓が増えたり外構工事が発生したり
何かと費用が掛かってしまいます。
エイキハウスの場合は、家の面に関しては8面まで標準です。
プラン次第では、予算内でも可能になります。
③メンテナンスが大変
雨風の当たる屋外空間にすると、
植栽をはじめ枯葉や虫の手入れ、
中庭に面した窓の掃除など、
日々のメンテナンスが大変に感じるかもしれません。
この場合は、少し庇等を考慮すると、いいかもししれませんね。
④中庭越しの部屋の様子がわかりにくい。
室内の何処に居ても
お互いの気配が感じられる家にしたい
と言う場合は中庭の配置を考える必要があります。
例えば・・・「コの字型」にするなど
『中庭の配置方法』
①ロの字型
中庭を中央にして「ロ」の字に家が囲むプランです。
中庭が完全に外部から分断され
プライベート空間として使うことが出来ます。
小さな子供やペットがいる家族、
広い敷地に計画する場合におススメです。
②コの字型
中庭を全面または背面にして、家が周囲を「コ」の字に囲みます。
より解放感を感じさせたい場合や、
両隣に建物が建っている場合に適した配置です。
『見せたくない空間は「中庭の向こう側」に』
中庭を挟んだ部屋同士は、略様子がわかりません。
その特性を利用して・・・
二世帯住宅や自宅兼オフィスのプランで
中庭を採用する方法があります。
程よい距離感を保ちながらも、
互いの空間を自由に行き来することができます。
『高さ方向の効果を活用する』
中庭を介した高さ方向の視覚効果も考えたプランは
程よくお互いが見守れる関係を作りたい場合に有効です。
例えば・・・
リビングと子供部屋、親世帯と子世帯等、
2階から1階の「斜め下」、1階から2階の「斜め上」が
程よく見えるような家は、
中庭と言う緩衝材のような空間の特性を、存分に生かしたプランです。
それでは、、、
何なりと、お気軽にご相談ください。
株式会社 栄輝工建 代表取締役:大屋 信男