「間取りを決めたいけど、
どうやって決めたらいいか?」
「考えることが多くて、
何から決めたらいいか?」
間取りを考えている方は、
こんな悩みを持っています。
間取りは収納や動線、土地の形など
考えるべき点が多く
何から手を付けたらいいか?
解らなくなるでしょう。
今回は戸建ての間取りの考え方のポイントを
詳しく解説します。
間取りを考える前に検討すべきこと
①家族構成を考える
②土地の形状や周囲の環境を見極める
③優先順位を家族内で話し合う
以上の3点に関して考えることをお勧めします。
①家族構成を考える
これについてお話しすると・・・
・子供の有無や人数
・将来的な介護等の必要性
子供部屋の数や介護の必要性があると
1階の水回り関係等設備機器の配置も
気になってくるところです。
②土地の形状や周囲の環境を見極める
・道路の方角
玄関の位置や、日照関係の配慮が必要
・隣との距離は近いが、プライバシーに関しては?
隣の家との窓の位置関係で、プライバシーを守れるのか?
・周囲の人通りは多いのか?
人通りが多いとフェンス等の設置、窓の位置、防犯対策。
③優先順位を家族内で話し合う
・家族で一番長くいるのは誰か?
・キッチンなどの設備を最も良く使う人の意見を反映
・予算はいくらなのか?どこに投資するべきか?
このような事を考慮して、優先順位を付けていくと
スムーズに話し合いが進みます。
間取りを考える上での抑えるべきポイント
・家族の動線を意識する
買い物から帰ってきてからのキッチンまでの距離や
子供が汚れてきてからのお風呂までの距離等。
・窓の配置は採光と風通しを意識する
採光を考えるポイントは・・・
西日はできるだけ避ける。
南面に大きな窓。
風通しのポイントは・・・
1部屋に2か所の窓の配置
上げ下げ窓や滑り出し窓の有効活用
採光と風通しのポイントを両立させることで、
快適な住空間を実現できます。
・家電の位置からコンセントを決める
・冷蔵庫などの大物家電の位置
・照明を取り付ける場合の位置関係
・掃除機使用の際のコンセントの位置
家電の位置から逆算して考えると、
失敗がなくなります。
ケース別の間取り例
①コミニケーションを意識するなら、
開放的な環境を意識する。
・勉強部屋を共有スペースとして利用
・吹き抜けを使い、家族の息遣いを感じられる間取り
ただ、このような間取りにすると・・・
・においや音が筒抜けで聞こえる
・プライベート空間の確保がしにくい
というデメリットもあります。
②プライベート空間を意識するなら、
個室の位置関係に考慮する。
・客室は玄関から近いところに配置、
リビングを経由しない
・浴室などのプライベート空間は、
できるなら玄関より遠い場所に配置
・トイレは客室からリビングを経由しない配置
③介護が必要なら、バリヤフリーを意識する
廊下やトイレ・お風呂の大きさを広めに確保し、
手すり等も考慮する必要があります。
④二世帯住宅は水廻りを別にする
二世帯はプライバシーを守ることが
とても重要になります。
・玄関を個別にする
・水廻りはそれぞれ別にする
・2階の排水経路に配慮する
ただ、予算があるので、話し合いにより
共有の設備を持つ事もあります。
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